太平洋の奇跡を観ました。
土曜日に「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」を観てきました。
原作は、元米海兵隊員ドン・ジョーンズが発表した「タッポーチョ 『敵ながら天晴』 大場隊の勇戦512日」。同書のあとがきに「多くの人たちが、自分たちの父や祖父や叔父たちが国を守るために戦った精神について何も知りませんでした。もっと驚いたことは、その人たちがしたことに何の尊敬の念も払っていないことです。私は、このことをとても残念に思います」と記しているそうです。
映画館には、ほとんど行った事がないのですが、これは観ておこうと雪をかき分けTジョイへ。
年配の人が多いようにもありましたが、家族連れもいました。
以下、感想を書きます。
これから観る人はご注意ください、と言っても詳しくは書きませんが。
やはり、アメリカ側からの視点が原作であるという点を、考慮する必要はあると思います。
しかし、日本や島民を守ろうとする兵士たちが、最後まで誇り捨てずにいた姿に感動しました。
戦争を賛美するわけでもなく、過激に悲惨さを描くわけでもなく、バランスはとれていたんではないか。
だから、誰でも観ていただける映画であると思いますし、観ていただきたいです。
日本兵を悪と決め付ける教育を受けた人達には、なおさらです。
最後に歌を歌いながら、行進して山を下りてくるシーンに涙。
勝ち目のない戦争であっただろう。
司令部の戦略のなさの犠牲になったというのも事実であろうと思います。
日本を戦争に追い込むことで得をするやつらがいた。
戦争を避ける戦略が充分だったかは、知らない。
しかし、戦争を煽った奴らはいた。
そして、終戦後は手のひらを返し、日本がすべて悪いと叫ぶ。
現在は、日本から米軍を追い出し、丸腰になれと叫ぶ。
そうして得するのは、何処の国なのか。
進んで戦った兵士も、いやいや戦った兵士もいるであろうが、
その人達に申し訳ない国になっていないだろうか。
平和をいくら叫んでも、訪れるものではない。
充分な戦略を持って戦争は避けられるものだと思う。
強がって、相手を激しく批判したら、それ以上に激しく反論された。
そして何も言えなくなってしまえば、相手の思うつぼである。
そんなことが最近どこかであったようです。
ねっ、カンさん。
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